「花散里」を開設しました。ミニブログ的な雰囲気で、主に今後掲載するつもりで執筆している作品の進捗について書かれると思います。つまりはまだ掲載されていない作品の話がメインになるので、読者の方には基本的に通じない、作者のための作業記録という性格が強くなりそうですが。
「的な雰囲気」というのは、実態はHTML直打ちだからです。本当はてがろぐに手を出してみたかったのですけれども、そのためにサーバーを契約するか? というところで二の足を踏んだので、それっぽいことをやって自分の欲求をとりあえず満たそうと。時々新しいツールをいじってみたくなるんですよね。
「蓬生」の名前は源氏物語の第15帖から来ています。
「澪標」はその前の第14帖から来ていて、小説本体より前に見る想定の更新履歴を中心としています。
では、執筆中の小説について語るものは「澪標」の前の帖から取ろう……と思ったものの、第13帖「明石」と第12帖「須磨」は地名そのものすぎて気が引けたので、第11帖「花散里」を採用しました。
正直なところ、この「花散里」というネーミングが気に入ったせいで諦めがたいのではないかと思っています。ついに源氏物語源氏物語した名前になってしまいましたけれど。
「澪標」は小説を読む前に見るものとしてネタバレを避けようとしていますが、「花散里」は小説を読んだ後でなければ理解できない内容が多くなるのではないかと予想されます。
途中まで書いたシーンや小説そのものを没にする可能性を考えると、却ってネタバレにはならない代わりに、あの記事はどういうことだったのかさえ明らかにならない、ということもあるかもしれません。
となると、光源氏生前の最後の帖である第40帖または第41帖「幻」か、その次の「雲隠れ」にしてもよかったかもしれない。
……「花散里」が気に入ったんですけどね!